Fugl-Meyer Assessment(FMA)は、脳卒中後の運動機能回復を評価するために広く使用されるツールで、下肢の運動障害と歩行自立の関係を明確にするのに役立ちます。以下に、下肢FMA(FMA-LE)スコアと歩行自立との関係、およびそのカットオフ値について説明します。
Fugl-Meyer下肢スコアと歩行自立の関係
- 運動障害と歩行能力: FMA-LEは、脳卒中後の下肢運動機能を評価する指標であり、歩行能力やバランス能力との相関が報告されています2419。
- 歩行自立の予測: FMA-LEスコアが高いほど、歩行能力や移動能力が高いことが示されています。特に、スコアが21以上の場合、高い移動機能を持つ可能性があるとされています433。
カットオフ値
- 21点: 脳卒中慢性期患者を対象とした研究では、FMA-LEスコア21点以上が高い移動機能を示すカットオフ値として提案されています。この値は、感度87%、特異度81%であり、移動機能のレベルを区別するために有効です433。
- その他の指標との関連: 6分間歩行テスト(6MWT)やTimed Up and Go Test(TUG)などの他の評価指標とも関連性が確認されており、これらとの組み合わせでさらに詳細な評価が可能です21933。
臨床的意義
- FMA-LEスコアは、リハビリテーション計画の立案や患者の経過観察において重要な役割を果たします。特に、歩行自立を目指す患者に対して目標設定や進捗評価に活用できます。
- カットオフ値21点は、治療介入の効果を判断する基準としても使用可能です。
参考文献
- SciELO: Relationship between lower limb motor impairment and mobility2
- PubMed: Cutoff Score of the Lower-Extremity Motor Subscale of Fugl-Meyer Assessment4
- ResearchGate: Correlation of Spatiotemporal and EMG Measures with Lower Extremity Fugl-Meyer Assessment Score in Post-Stroke Walking17
- J-STAGE: Reliability, Concurrent Validity, and Responsiveness of the Fugl-Meyer Assessment32
- MDPI: Longitudinal Changes in Factors Associated with Walking Independence34

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