TENSの吐き気に対する効果

  1. 術後の吐き気と嘔吐の予防
    • TENSは、選択的腹腔鏡胆嚢摘出術後の術後吐き気と嘔吐(PONV)の予防に有効であることが示されています。研究では、TENSを受けたグループは、吐き気や嘔吐の頻度が低く、追加の制吐薬や鎮痛薬の必要性も少なかったと報告されています
  2. 化学療法による吐き気と嘔吐の管理
    • TENSは、婦人科腫瘍患者におけるシスプラチンベースの化学療法による吐き気と嘔吐を制御するための補助として効果的であることが示されています。研究では、TENSを使用したグループで吐き気の重症度が有意に低かったとされています
  3. 妊娠初期のつわりへの効果
    • 妊娠初期の女性を対象とした研究では、TENSがつわりの症状を軽減し、体重増加を促進する効果があることが示されています。この研究では、TENSを使用したグループで症状の改善が見られました
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TENSの具体的な使用方法

  1. パッドの配置
    • 吐き気を軽減するために、TENSパッドは通常、手首の内側に配置されます。これは「内関(P6)」と呼ばれるツボで、吐き気や嘔吐を軽減する効果があるとされています
  2. 周波数とパルス幅
    • 一般的に、TENSは10 Hzの周波数と500マイクロ秒(μs)のパルス幅で使用されます。この設定は、患者の耐えられる範囲で強度を調整しながら行われます
  3. セッションの時間
    • TENSセッションの推奨時間は15分から30分です。これにより、効果的に吐き気を緩和することができます
  4. 使用頻度
    • 吐き気が続く場合は、必要に応じてTENSを繰り返し使用することができます。ただし、一日の使用回数や各セッション間の間隔については、個々の症状や医療専門家の指示に従うことが重要です。
  5. 安全性と注意事項
    • TENSは非侵襲的であり、副作用が少ないため、多くの人にとって安全な選択肢です。ただし、心臓ペースメーカーを使用している人や妊娠中の特定の段階では使用を避けるべきです。また、皮膚に直接触れるため、パッドを装着する前には肌を清潔に保つことが推奨されます

参考文献一覧

  1. Cekmen Nedim, Salman Bülent, Keles Zelal, Aslan Mustafa, Akcabay Mehmet. “Transcutaneous electrical nerve stimulation in the prevention of postoperative nausea and vomiting after elective laparoscopic cholecystectomy” (2007).
  2. Chen Jiabao, Tu Qing, Miao Shuai, Zhou Zhenfeng, Hu Shuangfei. “Transcutaneous electrical acupoint stimulation for preventing postoperative nausea and vomiting after general anesthesia: A meta-analysis of randomized controlled trials” (2019).
  3. ReliefBand study on chemotherapy-induced nausea and vomiting in gynecologic oncology patients.
  4. Study on nerve stimulation therapy for nausea and vomiting in early pregnancy.

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