転倒リスク評価ツールとカットオフ値

転倒リスクを評価するためには、いくつかの標準的な評価ツールが使用され、それぞれにカットオフ値が設定されています。以下に、代表的な評価方法とそのカットオフ値を示します。

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転倒リスク評価ツールとカットオフ値

1. Berg Balance Scale (BBS)

  • 概要: バランス能力を評価する14項目のテストで、各項目は0~4点で採点され、最大56点。
  • カットオフ値:
    • 45点未満で転倒リスクが高いとされる279
    • 慢性脳卒中患者では46.5~50.5点が転倒リスクを示すカットオフ値として報告910

2. Timed Up and Go Test (TUG)

  • 概要: 椅子から立ち上がり、3m先の目印を回って戻り座るまでの時間を測定。
  • カットオフ値:
    • 13.5秒以上で転倒リスクあり7
    • 他の研究では15~19秒以上も転倒リスクを示すとされる910

3. Functional Balance Scale (FBS)

  • 概要: バランス能力を評価するスケールで、最大点数は56点。
  • カットオフ値:
    • 45点以上で歩行自立可能、44点以下で転倒リスクが高い2

4. Morse Fall Scale (MFS)

  • 概要: 転倒歴、歩行補助具の使用、精神状態など6項目から構成されるスコアリングシステム。
  • カットオフ値:
    • 通常は45点以上で高リスクとされる38
    • 状況によっては25~55の範囲で異なる最適値が設定されることもある38

5. 通常歩行速度

  • 概要: 規定距離(例:4mまたは10m)を通常速度で歩行し、その速度を測定。
  • カットオフ値:
    • 0.8 m/秒未満で転倒リスクあり7

6. Short Physical Performance Battery (SPPB)

  • 概要: バランス、歩行速度、椅子からの立ち上がり動作を含む総合的な身体機能評価。
  • カットオフ値:
    • 合計6点以下で転倒リスクが高い7

7. Five Times Sit-to-Stand Test

  • 概要: 椅子から5回立ち上がるまでの時間を測定。
  • カットオフ値:
    • 15秒以上で転倒リスクあり7

参考文献一覧

  1. 日本理学療法学会連合, カットオフ値に関する解説 1
  2. Functional Balance Scale (FBS) の転倒リスク評価 2
  3. Morse Fall Scale (MFS) の最適カットオフ値に関する研究 3
  4. 高齢者の転倒予防に関するシステマティックレビュー 4
  5. 病院内転倒予防戦略に関するメタ分析 5
  6. 転倒リスクスクリーニングツールのレビュー 6
  7. 高齢者の身体機能評価とカットオフ値に関する論文 7
  8. Morse Fall Scale の病院環境における適用研究 8
  9. Berg Balance Scale や TUG の転倒予測精度に関するレビュー 9
  10. 脳卒中後の転倒リスク評価におけるBBSやTUGの活用 10

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