転倒リスクを評価するためには、いくつかの標準的な評価ツールが使用され、それぞれにカットオフ値が設定されています。以下に、代表的な評価方法とそのカットオフ値を示します。
転倒リスク評価ツールとカットオフ値
1. Berg Balance Scale (BBS)
- 概要: バランス能力を評価する14項目のテストで、各項目は0~4点で採点され、最大56点。
- カットオフ値:
2. Timed Up and Go Test (TUG)
3. Functional Balance Scale (FBS)
- 概要: バランス能力を評価するスケールで、最大点数は56点。
- カットオフ値:
- 45点以上で歩行自立可能、44点以下で転倒リスクが高い2。
4. Morse Fall Scale (MFS)
- 概要: 転倒歴、歩行補助具の使用、精神状態など6項目から構成されるスコアリングシステム。
- カットオフ値:
5. 通常歩行速度
- 概要: 規定距離(例:4mまたは10m)を通常速度で歩行し、その速度を測定。
- カットオフ値:
- 0.8 m/秒未満で転倒リスクあり7。
6. Short Physical Performance Battery (SPPB)
- 概要: バランス、歩行速度、椅子からの立ち上がり動作を含む総合的な身体機能評価。
- カットオフ値:
- 合計6点以下で転倒リスクが高い7。
7. Five Times Sit-to-Stand Test
- 概要: 椅子から5回立ち上がるまでの時間を測定。
- カットオフ値:
- 15秒以上で転倒リスクあり7。
参考文献一覧
- 日本理学療法学会連合, カットオフ値に関する解説 1
- Functional Balance Scale (FBS) の転倒リスク評価 2
- Morse Fall Scale (MFS) の最適カットオフ値に関する研究 3
- 高齢者の転倒予防に関するシステマティックレビュー 4
- 病院内転倒予防戦略に関するメタ分析 5
- 転倒リスクスクリーニングツールのレビュー 6
- 高齢者の身体機能評価とカットオフ値に関する論文 7
- Morse Fall Scale の病院環境における適用研究 8
- Berg Balance Scale や TUG の転倒予測精度に関するレビュー 9
- 脳卒中後の転倒リスク評価におけるBBSやTUGの活用 10

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