手術後のアイシングは、痛みの軽減や腫れの抑制に非常に効果的です。以下に、具体的なアイシング方法とその効果についてまとめました。
1. アイシングの基本的な方法
手術後のアイシングには、以下のような方法があります:
- アイスパックや氷嚢:冷凍庫から取り出したアイスパックや氷嚢を使用します。これを20分間患部に当て、その後20分間外します。このサイクルを繰り返します。直接肌に当てるのではなく、薄い布を間に挟むことが重要です。2)3)
- クライオセラピーマシン:冷水を循環させる装置を使用します。これにより、一定の温度で患部を冷やすことができます。使用方法や頻度は医師の指示に従います。2)5)
2. アイシングの頻度と期間
- 最初の48時間:手術後最初の48時間は、最も頻繁にアイシングを行います。1日に4回、各セッション15〜20分間行うのが一般的です。1)2)
- 3日目から1週間:炎症反応が続くため、同様の頻度でアイシングを続けます。1)
- 2週間まで:炎症が最も活発な期間であるため、2週間はアイシングを続けることが推奨されます。1)
3. アイシングの効果
アイシングには以下の効果があります:
- 痛みの軽減:冷却により血管が収縮し、血流が減少することで痛みが軽減されます。また、神経の痛みの伝達も遅くなります。
- 腫れの抑制:炎症を抑えることで、腫れを減少させます。
- 回復の促進:適切なアイシングは、回復を早める効果があります。2)3)
4. 設定温度
アイシングの際の設定温度は非常に重要です。以下に推奨される温度範囲を示します:
- アイスパックや氷嚢:通常、氷の温度は0°C(32°F)ですが、直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、布を間に挟むことが重要です。
- クライオセラピーマシン:設定温度は一般的に10°Cから15°C(50°Fから59°F)に設定されます。この温度範囲は、冷却効果を最大限に発揮しつつ、凍傷のリスクを最小限に抑えるために最適とされています。
5. 注意点
- 過度のアイシングのリスク:長時間のアイシングは、組織損傷や血管の反応性拡張(血管が広がること)を引き起こす可能性があります。これにより、治癒が遅れることがあります。
- 直接肌に当てない:アイスパックを直接肌に当てると、凍傷のリスクがあります。必ず布やタオルを間に挟んでください。
参考文献
- Ortho Bracing – How Long to Use Cold Therapy After Surgery
- OrthoVirginia – Why Icing Is Important After Surgery
- OrthoNebraska – Best Ice Treatments After Shoulder Surgery
- NCBI – Evaluation of the effect of cooling strategies on recovery after surgical intervention
- Ashford Orthopedic Specialists – Ice Machine after Surgery
手術後のアイシングは、適切に行うことで回復を促進し、痛みや腫れを効果的に抑えることができます。医師の指示に従い、適切な方法と頻度でアイシングを行うことが重要です。

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