股関節外転筋力の年代別平均値と評価方法

股関節外転筋力は、日常生活やスポーツ活動において重要な役割を果たします。特に高齢者においては、筋力の低下が転倒リスクの増加に繋がるため、年代別の平均値を知ることは重要です。ここでは、年代別の股関節外転筋力の平均値を紹介し、評価方法についても説明します。

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年代別平均値

  • 20代: 男性で約25 kgf、女性で約20 kgf
  • 30代: 男性で約23 kgf、女性で約18 kgf
  • 40代: 男性で約20 kgf、女性で約16 kgf
  • 50代: 男性で約18 kgf、女性で約14 kgf
  • 60代: 男性で約15 kgf、女性で約12 kgf
  • 70代以上: 男性で約12 kgf、女性で約10 kgf

股関節外転筋力の評価方法

股関節外転筋力の評価には、いくつかの方法があります。以下に代表的な評価方法を紹介します。

1. ハンドヘルドダイナモメーターを使用した方法

ハンドヘルドダイナモメーター(HHD)は、筋力測定に広く使用される機器です。以下の手順で測定を行います。

  1. 準備: 被験者は仰向けに寝かせ、測定する側の脚を軽く外転させます。非測定側の脚は固定します。
  2. 測定: ダイナモメーターを測定する脚の外側に当て、最大限の力で外転させます。この時、測定者はダイナモメーターをしっかりと保持します。
  3. 記録: ダイナモメーターに表示された最大値を記録します。

2. アイソキネティックマシンを使用した方法

アイソキネティックマシンは、筋力を一定の速度で測定する装置です。以下の手順で測定を行います。

  1. 準備: 被験者はマシンに座り、脚を固定します。
  2. 測定: マシンの設定を調整し、被験者に最大限の力で外転させます。
  3. 記録: マシンに表示された最大トルク値を記録します。

3. 徒手筋力テスト(MMT)

徒手筋力テストは、簡便でコストがかからない方法です。以下の手順で測定を行います。

  1. 準備: 被験者は仰向けに寝かせ、測定する側の脚を軽く外転させます。
  2. 測定: 測定者は被験者の脚を手で押さえ、被験者に最大限の力で外転させます。
  3. 評価: 筋力を0から5のスケールで評価します(0: 筋収縮なし、5: 最大筋力)。

まとめ

股関節外転筋力は年代とともに低下しますが、適切な運動やトレーニングによってその低下を遅らせることが可能です。各年代に応じた運動プログラムを取り入れることで、健康的な生活を維持することができます。

参考文献

  1. Evaluation of hip abductor and adductor strength in the elderly: a reliability study 
  2. Normative values of eccentric hip abduction strength in novice runners: an equation adjusting for age and gender 
  3. 理学療法科学 35(2): 209–215, 2020 

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